4日目
4日目は、先輩と後輩。
先輩といえば、後輩といえば、と思いつく人。みんな、たくさんいるのだろうか。
中学生、高校生、大学生という長い期間の中で先輩と後輩はそれぞれたくさんいて、それぞれたくさんお世話になった。
けど、なぜだかその組織に属していた時期を過ぎても尚何度も会う、単に組織内での立場として先輩・後輩という括りを超えた"先輩""後輩"がいる。
先輩は、すいさん。
すいさんは高校の部活の先輩なんだけど、私が入部する前にすでに辞めているという、不思議な間柄。
後輩は、かな。
かなは大学のバイト先の後輩というか、年下だけど同期みたいな感じで、2つ下なんだけど友達みたいな感じ。
すいさんには、就職活動の時、22歳の時に随分お世話になっていた。肝心な時に悩みを聞いてくれて、心地良い質問と、コメントをスマートに繰り出して、私の頭を整理してくれる。そんな印象。今は北海道に移り住んで勤めていて、なかなか会えないけど、時々の連絡がほっとする。私たちの連絡は一見、全然丁寧じゃないけど、尻切れとんぼのやり取りの中でも、本質的な会話のやり取りが出来ている。そんな気がする。現状、私が北海道に行く行く詐欺をしているので、北海道が真冬に突入する前に訪れる予定を立てて連絡しよう。
かなは、最初に会った時こそ年下の子という感じだったけど、それからこの2年でとてもとても成長していて、具体的にどう変わったとかをパッと言えるわけではないけど、本当に、大人になったなぁと思う。悩み方というか、悩みとか相談の内容が時を経て確実に変わって本質に近づいているし、私もそんなことを考えていたことがあったなぁと親心になってしまう。
そんなかなちゃんと今日はご飯を食べてきて、なんだか聞き覚えのある言葉を伝えてる自分がいた。
あれ、私これ、かなと同い年の時にすいさんに言われていたことを言ってる。
そして、最後なんか読みかけの本を渡しちゃってさ。
私が悩んで相談してた時、すいさんはお気に入りの本を私に買ってくれたんだ。
すいさんとかなは直接面識はないけど、
すいさんから教えてもらったことを、かなに共有してみたいなと思ってる自分がいる。
なんだかこれって、素敵なことに思えるじゃないか。
こんな素敵なことにこれ以上の言葉はいらないんじゃないか。
すいさん、ありがとう。
北海道行くね。