3日目
3日目は、失敗について。
現在私は、会社の仕事のほかに、地元の活性化につながるフリーペーパーの制作活動もしている。その活動の延長で、取材させてもらった珈琲屋さんのWebページのリニューアルを任せてもらうことになった。
フリーペーパーは自費制作だが、Webページのリニューアルは「お仕事」として案件を頂いていて、その話を頂いた時はそれはそれは嬉しかった。本当に舞い上がりそうで、張り切って企画を作った。
写真も、フリーペーパーでも撮ってもらっているカメラマンの友達に頼んで、撮影の日程も組んだ。
けど、その撮影で大ゴケをした。
その失敗は、ひとえに「段取りが悪い」ことが原因だった。
例えば、Webページにせよなんにせよ、クライアントワークの場合、ここにどんな写真を置きたいから、こんな画を撮りたくて、そのために商品の準備をしてもらったり、人が映る場合はスケジュールや人件費的なところでも調整が必要だし、お店の場合は通常営業の合間を縫ってその準備をしてもらう、ということが重要になってくる。
クライアントの定休日、曜日ごとの忙しさとか、そういうことを理解して初めてストレスのないやり取り、段取りが生まれる。
だけど、そのことが理解できていなくて、情報共有もマメにできていなくて、まったく上手くできなかった。今思い返せば、事前の確認はいつまでにやりとりすれば営業への支障が最小限で済むか、とかそういうことに気を利かせられなかったのが本当に悔しい。
何より、会社のディレクションワークを間近で見て、手伝って、少しは出来るようになったつもりでいたが、全く機転が利かなく、思いやりもできなく、そんな自分が情けないったらありゃしない。消えたくなるとは、この感情のことか。
悔しくて、今夜も眠れなくて夜更かししている。
本当に悔しい。絶対に上手くやれるようになりたい。
だって、気持ち良くないコミュニケーションをしていたら、本当にいいものって出来ないもんね。
今度こそ改善をして、納品まで頑張りたい。
しかし、店長さんは本当に冷静に指摘をしてくれる。もちろん非常に怖いのだが、正論を教えてくれること、どう改善するべきか必ずヒントを与えてくれること、見捨てないで次を期待していてくれること。そんなところに、愛を感じる。
本当に、きちんと一人前になって、恩返しがしたい。この人のために。
深呼吸。大事なのは、次の行動だ、、、