フリーランスの道をゆく

ひょんなことから、正社員からフリーターになった四大卒新卒2年目女子のブログです!

5日目

 

5日目は、国産 について。

 

MADE IN JAPANのがいいな。

そう思って買い物をしていて数年が経つ。どうせなら、日本の職人さんの仕事がなくならないで欲しいし、何より明らかに縫い目も綺麗で長く持ちそうだから。

 

だがある日、DESIGNED BY JAPAN って書いてある製品を見て、MADE IN JAPANって何者なんだろう?と考えるようになった。

 

今日、とあるデニム屋さんに会いに行った。国産デニム、生地も仕立てもとっても綺麗で、一目見て気に入った。次の機会に、オーダーメイドのデニムシャツを注文しようと思った。

今の職業柄、「綿はどうしてるんですか?」という質問をしてみた。すると、国産の綿だと全く量が足りないので、綿は海外から買い取っているということを聞いた。倉敷に優れた工場が多いのは、かつてから農業に向かない土地だったかららしい。第一次産業に恵まれない土地が、第二次産業のスターとなったと。なるほど、と思った。

 

私は、オーガニックで綿を栽培している人を知っている。だけど、確かにデニムを何本も作る工場に卸す量は作らないだろうなと思う。難しいもんなのかな、とその時思った。

 

今のご時世、MADE IN JAPANというタグのついた服はものすごく多くなってきている。でも原料はどこかの国の、大規模農場のものなんだろう。綿は、生産が難しくて化学肥料とか農薬をかなり使うらしいから、その地域の環境はどんどん悪くなっているだろうし、病にかかる人も多いんだろうなと思う。

私はもう、自分の知らない場所を知らないうちに壊したくはない。そういう風に考えるようになった。

 

国産だから、日本のためになってるかというと、必ずしもそうは言えないんだなと気づけた。多分、大量生産大量消費の時代に、日本の綿農家さんはかなり窮地においやられたことだろう。日本は毎年、50億の新品の洋服を売り出しているという。

 

第二次産業が変わって、第一次産業も変わった。

でも、今できることは、第一次産業を変えて第二次産業を変えていくことだ。

日本中の知恵を集約して、綿栽培の良い方法を考え、綿栽培を広め、綿農家という職の価値を上げていく。かっこいい、本質を考えるアパレルメーカーからしたら、日本の綿を使えるって、夢みたいな話なのかもしれない。第一次産業も、奮起しなきゃいけない。ほんとーのMADE IN JAPANをみんな作りたいはず。

 

「消費」に興味がある私が出来ることとしたら、その第一次産業第二次産業の繋ぎ目の部分なのかもしれない。

 

綿農家さん、職人さん、メーカーさん、この3者をきちんと分かってる服を、私は着てみたい。

 

 

そしたら、日本の買い物事情は、もっと人間らしく回帰していくと思うんだー。

 

 

コットン100%が好きな私の野望なのでした。